今日は何があった日?(1月9日 内村鑑三不敬事件)
こんにちは!
つとむです!!
本日1月9日の出来事は、1891年の1月9日に当時教員であった内村鑑三という人物が教育勅語奉読式の際に、明治天皇が記した御名に最敬礼しなかったために教職を追われた内村鑑三不敬事件です。
【教育勅語とは?】
今回の事件のきっかけになった教育勅語とは、明治23年(1890年)に作成されたも明治維新以降の教育の基本方針を示したものとなります。
ちなみに「勅語」の意味は、天皇が公務に対する意思表示の言葉という意味です。
【教育勅語の12の徳目】
教育勅語の中に記されている内容を少し記載します。
教育勅語には12の徳目があり、それは以下の通りになっています。
孝行(親に孝養をつくしましょう)
友愛(兄弟・姉妹は仲良くしましょう)
夫婦の和(夫婦はいつも仲睦まじくしましょう)
朋友の信(友だちはお互いに信じ合って付き合いましょう)
謙遜(自分の言動をつつしみましょう)
博愛(広く全ての人に愛の手をさしのべましょう)
修学習業(勉学に励み職業を身につけましょう)
智能啓発(知識を養い才能を伸ばしましょう)
徳器成就(人格の向上につとめましょう)
公益世務(広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)
遵法(法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)
義勇(正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう)
引用元:明治神宮 https://www.meijijingu.or.jp/about/3-4.php
【なぜこの事件が起きたのか?】
事件の当事者、内村鑑三はキリスト教徒であったためキリスト教の信仰のため最敬礼をしなかかったそうです。
その行為に対して、新聞にて報道されたため内村鑑三への世論の批判が噴出し病休の後退職届を出し教職が追われました。
【事件を受けて】
教育勅語の作成に関わった肥後藩(熊本県)出身の井上毅は、教育勅語と宗教の信仰は別に考えるというものにしたが、この事件によって信仰の自由を妨げるという批判的な意見が起きました。
今回の記事は以上です!
いろんなことをピックアウトしていくのでまたみてください!!